ドイツ生活

Apple Storeでのやり取りよりも移動の方が困難な私

リモートでお仕事している私にとって生命線とも言えるネット環境。

ドイツに越してきたばかりの頃はお家にWiFiが一向に通らなかったり、通っても田舎ゆえに全然繋がらなかったりで、3軒目の今のお家になってようやく安定した(でも油断すると日中13時〜16時ぐらいの間でいきなり繋がらなくなる。私はそれを魔の時間帯と呼んでいる)WiFi環境が手に入ったと思ったら・・・

まさかの、Macbook様がお亡くなりになりました。

(お亡くなりになったのは2台持ってきた内の1台で、昨年末に新しく買ったばかりのMacbook様です。なのでお仕事には支障なく、4年選手のMacBook Air様は今日も元気に稼働中・・だけどそろそろご隠居させてあげなきゃとは思っている)

ちょっと使うと虹色のぐるぐるが現れてフリーズしてしまって、再起動してもまたすぐに同じ現象が起こって、ネットで調べてあれこれ手を尽くして中のデータを全消し+再インストールまでしても復旧せず。

「これは多分本体の初期不良だから、Apple Storeに持っていかなきゃ無理じゃない?」

と言われ、まさかのドイツでApple Store・・・!?と高いハードルに怯えつつも、このMacBook様が使えないと困るっちゃ困る・・というか、現在メインで使っているMacBook Air様が過労死してしまったらそれこそ詰むので、すぐに近くのApple Storeを検索して予約して連れて行ってもらいました。

それで、店員さんにスマホ画面を見せたら、まさかの「予約したApple Storeは別の店舗ですね」って言われて、その場で正しい予約を取り直してもらっての、2週間後の昨日。

仕事以外の面でのポンコツぶりが見事すぎる私が、まさかのドイツでまさかの1人きりでまさかのApple Storeに行くことになりました。

(諸々終わってとても疲れたよ・・の図。しかしこの後、さらに帰りのバスに乗るバス停が分からなくて、この付近を約20分歩き回ることになるのである。アーメン・・)

今回立ちはだかった数々の問題たち

というわけで、

1人でドイツのApple Storeに出掛け、MacBookを直してもらおう!

というミッションが今回私に課せられたわけですが、このミッションをクリアするためには、様々な問題をクリアしなければなりません。

  • 途切れ途切れにしか分からないApple Storeまでの行き方を調べなければならない
    (前回連れて行ってもらったからバスに乗ることだけは分かっている。どこ方面かも分かっている。でも、それ以外が分かりません)
  • 家の最寄りバス停とApple Storeの最寄りバス停の名前を調べなければならない
    (そのため、予約時間に到着するためにどのバスに何時に乗ればいいのか?ドイツの交通機関を網羅した乗換アプリでの検索ができません)
  • バスを間違えずに正しく乗らなければならない
    (日本にいた頃から電車やバスの乗り間違えは日常茶飯事です)
  • 乗ったバスからちゃんと降りなければならない
    (これも日本にいた頃から、電車やバスに乗った瞬間からマイワールドに入ってしまって、乗り過ごすことがしょっちゅうです)
  • Apple Storeの店員さんにパソコンの不調を伝えなければならない
    (言語、言語、言語・・!)
  • 修理にあたっての不明点(金額とか期間とか)をクリアにしなければならない
    (こちらも言語・・・!)

・・・と、ここまで読んだらなんとなく察してもらえるのではないかと思いますが、とにかく私は移動が弱みなのでApple Storeでのパソコン修理以前に、Apple Storeに無事に辿り着かなければなりません。

そんなわけで、前日からこのミッションをクリアするための入念な準備が始まりました。

 

Apple Storeに出掛けるまでの入念な準備

Apple Storeに行くための最寄りバス停名を調べる

ちょっともうこれを先に書いておこうと思うのですが、Apple Storeまでの道のりって普通にGoogleマップで自分の家の住所と「Apple Store」って入れたら、行き方も時間も一発で出るんですよね。

・・なんですが、日本にいた頃からGoogleマップより乗換アプリ派だった私は、ドイツでも当たり前にGoogleマップじゃなくてDB Navigatorというドイツの乗換アプリを使っていたので(というかそもそも交通ルートはいつも殆ど人に調べてもらって着いていくだけで済ませていたので)Apple Storeまでの道のりを調べるためには最寄りバス停の名称が必要だと思い込んでいました。(今思えばGoogleマップが最速最短なのがよく分かるのに、人間の思い込みって凄いですよね・・)

そんなわけで、「この前連れて行ってもらったApple Storeに行く時に乗ったバス停の名前って何だっけ?あと、どこで降りたんだっけ?」というリサーチからスタートし、無事にバス停の名前をゲットしました。

予約時間に間に合うバスの乗車時間を調べる

バスの時間が分かったら、バス乗り場の名称を入れてアプリで時間検索。

アプリ自体はもう何度か使っているので、バス停名さえ分かればこちらのもの。

バスの時間が分かったので、大体何時に家を出ればいいかも分かってよしよしよしよしとてなって、もし万が一外でネットが使えなくなった時のために画面をスクショして保存もしておいて、よしこれでApple Storeには辿り着けるな!と思ったので、次はApple Storeでやり取りするための準備に移りました。(振り返ってみると、この時にあともう2つ調べておいた方が良かったものがあったのですが、この時点では必要だと気付いていなかったので、後で見事に困ることになりました)

Apple Storeで問題と要望を伝えるための準備

さて、本題です。

Apple Storeで流暢に店員さんとやり取りできる自信は全くないので、

  • 一体どんなトラブルが起きたのか(現状)
  • ここに至るまでに何をどのように行ったのか(過程)
  • どんな解決を望むのか(要望)

を、まず日本語で文章化して、Google翻訳様でドイツ語に変換しました。

それを自分宛のFBメッセンジャーに送って、こちらもネットが万が一繋がらなかった時のために画面をスクショ。

今となっては自分が果たしてどんな文章を作って翻訳したのかも覚えていませんが(上の画像を翻訳すれば大体分かるとは思いますが)、言いたいことはとにかく何してもエラーが出るこれはパソコン本体の問題だから直してお願い!ってそういうことです。

私の場合、仮に日本語であっても口で話すより文章にした方が言いたいことがちゃんと伝わるので、文字コミュニケーションをベースに進めた方がミスコミュニケーションが少なくなると思っています。(ただし相手の読解力にもよる)

修理にあたっての不明点を準備する

今回は十中八九パソコンを預けての修理になると踏んでいたので、そうなると気になるのは自己負担額と修理期間です。

なので、こちらも事前に翻訳して紙に準備。

  • 修理にはいくらかかりますか?
  • 修理には何日かかりますか?

と、とりあえずこの2つはマストで、最後の

  • 私は次に何をしたらいいですか?

は、最後に相手からのネクストアクションの指示を仰ぐために準備しました。

これまでは画像スクショで準備していたのに、なぜこれに限っては紙にペンで書くというアナログな手法を取ったのかというと、口で伝えられるよりも文字で書いてもらった方が理解できるからです。(英語もドイツ語もヒアリングよりリーディングの方が遥かに出来るから)

上の方には「ドイツ語も英語もうまくないので、話す時はゆっくりか、Googleトランスレートの使用をお願いします。日本人です」という注意書きも付けて、準備万端!

・・・と、ここまで読んだ方はもう何となく察していただけたかと思いますが、基本的にかなりの心配性でチキンな私。(それなのにドイツに住んじゃってるので何言ってんだ状態ですが)

なので、いざ何かに臨む時には、とにかく思いつく限りのリスクテイクをするタイプなのです。(でもこれは好きでやっているわけじゃなくて、やっておかないと咄嗟の対応が出来ないかもしれないと思ってそれが不安なので、とにかく安心材料として揃えておきたくてやっています。やらなくて済むならやらないに越したことはない)

とりあえず前日の内にここまでの準備はして、多分大丈夫だろう!と思えたところで、いざ、ミッションスタート!!

 

それでも起こるハプニング

ここからは当日のツイッターから様子をご覧ください。

当日、どのバス停からバスに乗るかは調べてバッチリでしたが、家からバス停までの道順が分からないことが発覚。(バス停には何度か歩いて行っていたから流石にそれは分かるだろうと思っていたのですが、見事に途中で迷ったという。私はいい加減自分の壊滅的な方向感覚のなさを自覚した方がいい)

そして、「ここはGoogleマップ様だろう!」とGoogleマップ様に助けを求め歩いたら、絶対に違うやん・・・!と見覚えのないバス停に案内され、これまでナビ機能は使ったことがなかった乗り換えアプリでちょっとヒヤヒヤしつつ再検索をしたら、そっちでは無事に正しいバス停が指定され、無事に予定していた時刻の1本前のバスに乗車できてクリア。(最初からこっち使ったら良かったやん・・・)

そもそも、道に迷うことは私にとって日常茶飯事の想定内なので、盛大に迷っても大丈夫なように時間の余裕はたっぷり設けてあって。

そもそものApple Storeに到着する時間を20分前に設定して、所要時間約10分のバス停に向かうための家の出発時間も30分前にしていたので、今回はトータル40分の猶予が自分に与えられており、もう今日はこれはきっと余裕だろうと!(我ながら素晴らしい)

でも、まだまだ油断は禁物です。

ここからはバスの揺れと格闘しつつ、スマホ画面とバスの停車駅表示を何度も見て乗り過ごさないように注意を払います。

日本にいた頃は、たった2〜3駅の区間でも電車に乗った瞬間にぼーっと自分の世界に入ってしまい、うっかり乗り過ごしてしまうことが多々ある私だったので、「ここで降りるんだよ」と親切に促してくれる人が誰もいないこの日は、とにかく乗り過ごさないように意識を切らさないよう神経を集中。

結果、到着した時点でもう大分ヘロヘロになりました。(仕事の8割は終わった感があります)

Apple Storeの予約自体は既に取れているので、後は案内を待つばかり。

まずは入り口辺りにズラッと並んでいた列に並んで、順番に声を掛けてくれていたイケメン店員さんに予約画面を見せたら、隣のダンディな店員さんに聞くように促され、そのまま待っていたらダンディな店員さんはお店の奥へと消えてポツンとなって、え、どうしたらいいの?と思っていたら、メガネの店員さんが声を掛けてくれて、再び予約票を見せたら店の奥に作られている列に並ぶように促され、並びながら待っていたら最初のイケメン店員さんが声を掛けてくれて、最終的に「あなたはこっち」と別のテーブルに案内されました。(ツラツラ書いてるだけなので読み飛ばし推奨)

もう何が何やら分からないままたらい回しになり、結局最初のイケメン店員さんが案内してくれたってことは、この待ってた時間は一体・・?と思ったり思わなかったり。

まぁこの辺りは完全に私が悪いのですが、日本にいた頃からナンパとかキャッチとか街頭アンケートとか、とにかく予期していないところでいきなり声を掛けられるのがとても苦手で、ドイツでのそれに至っては「言語の壁」というそもそものハードルがあるため、予期していても最初声を掛けられると、瞬間的に頭が真っ白になって固まってしまうことが多々あります。(だからいきなり草むらから現れて、戦うか逃げるかの選択を急に迫られるポケモンのようなゲームがとても苦手)

で、そんな中で「でも何か返さなきゃ」って思うところから、つい「ja(はい)」って返事をしてしまう。

その「はい」は肯定の「はい」じゃなくて、「はい何でしょう?」とか「はい聞こえてます」の意なのですが、相手にそんなことは分かるはずもないので、返事したってことは理解したってことだろうということで、どんどん話が展開されて、理解できないままどんどん置いていかれてしまいます。(これは日常でもたまにあるから気を付けないとと思いつつ、と無意識でやってることだから気を付けようがなかったりもする)

なので、テーブルに落ち着けた時は心底ホッとしました。

いや、本番はこれからなんですけど。(でも私の中ではここまで来ることが大変なので、この時点で最早このミッションの9割は達成された感で一杯です)

でも本当、この後は用意してきた画像スクショと、紙に書いたメモと、もう1台持っていったパソコンでのGoogleトランスレートが駆使されて、私は「Hallo!」「I’m Manami!」「Bitte!」「Danke!」以外の言葉は一切発することなく、パソコンの修理依頼はつつがなく終了しました。

ちなみにパソコンは1週間ほどで直るらしく、修理費用もかからないそうな。良かった!

 

しかし、最後に落とし穴が待っている・・・

そして、冒頭に戻るわけですが。

Apple Storeに無事にたどり着いてMacBook様の修理依頼も終了して、もう心はやり切った感でいっぱい・・・!というよりは、もうHP消費が著しくてようやく解放された・・!という感じでいっぱいな私だったのですが、ナントこの後、帰りのバス停が分からなくて20分ほどApple Store周りをうろうろ彷徨うことになります。

しかも、もうGoogleマップは当てにならない・・!と思って乗換アプリでバス停を検索したら、今度はこっちが全然違う場所を指定してきてバス停を全然見付けられず、最終的に再びGoogleマップ様を頼ってみたところ一発で正しいバス停が指定されたという。なんやねんホント。

とにもかくにも、今回学んだことは

  • 人とのコミュニケーションは自分のペースで行えるように持っていくべし!
    (これは全部文字ベースでやり取りしたMacbook修理が俄然スムーズに終わったから本当そう思う。少なくとも分からないことに対して相手のペースで進めようとしてはいけない。分からないことだからこそ自分のペースで進めることが重要だなと思いました)
  • 移動は弱みと再確認、というか最早確信しかない
    (これに関してはもう自分では目一杯がんばってるつもりなので、これ以上自分で何をどう対策していいか分かりません。だからもう本当、1人で出掛けるときには時間にかなりの余裕をもたせるぐらいしか出来ない。それでも遅刻してしまうから、もう仕方ないと思ってお願い)

というところでしょうか。

あ、あと、途中に出てきた

  • 一体どんなトラブルが起きたのか(現状)
  • ここに至るまでに何を行ったのか(過程)
  • どんな解決を望むのか(要望)

という情報整理と文章化は、自分の現状を相手に正しく伝え、望む解決までの最短ルートを手に入れるためのテンプレとして、例えばカスタマーサポートへのフォーム入力の時に役に立つと思います。

そんなわけで、お家の近くに帰ってきたらめちゃくちゃホッとして(もはや地元のような落ち着きを感じる)、疲れた自分を労わるためにマンゴーアイスを買って食べ歩いて帰りました。

ドイツはあちこちにアイスカフェがあって、しかもお値段1ユーロ〜2ユーロと安いので、最近はもっぱらアイスばかりを食べている私。

きっとこの夏の私は、大部分がアイスとコーンで作られるのだろうと、冗談抜きに思っています。

 

Manami